日本人が未だに信じている歴史の嘘の一端。

世界史を見ていくと分かるのですが、昔から相手国にイチャモンをつけて自国を正当化して戦争を仕掛けるというのはアメリカにとって良くある話。たとえば、アメリカは第一次世界大戦でもドイツの無制限潜水艦作戦でアメリカ客船が沈められたことにイチャモンをつけた上、資本主義国対共産主義国という構造を作り資本主義を正義として戦争に参加した。また、トンキン湾事件という架空を事件をつくりアメリカ軍船が沈められたとしてベトナム戦争に介入したり。そう、アメリカはそういう国なのだ。それが良い悪いを論じたいのではない。ただ、歴史をその穿った見方だけで見てしまうように洗脳された日本人をこそ断罪したい。

では、真珠湾攻撃。奇襲攻撃であるから悪い行為だ。そして、アメリカ国民に「リメンバーパールハーバー(真珠湾攻撃を忘れるな!)」と叫ばせ戦争意欲を駆り立てる。

さてどこがおかしいだろうか? そう、そこに気付けない者は見事に洗脳にかかってしまっている。実はおかしいのは奇襲攻撃であるから悪い行為だということである。

まず、そもそも日本国はアメリカに攻撃するという通知を送っている。だが、アメリカ大使館の人が前日のパーティーで酒を飲みすぎたために受け取れなかったという話がある。ただまあ私はこれもアメリカの作った話で、おそらくであるが黙殺したのではないかと思っている。

そして、そもそも奇襲攻撃は何も悪いとはされてはいないことなのだ。日本は明治維新の際に富国強兵策のもと軍隊も強化した。このときフランスやドイツなど西欧の軍隊をお手本としていて、外国の軍事顧問を呼んでいる。その際に習った中に戦争は奇襲攻撃で始めるのが当たり前で、通知を送るなどもってのほかだという事実だ。そもそもこの時代に戦争前に通知を送って戦争を始めるなんて馬鹿げた愚かな行為であったのだ。それをご丁寧に日本はわざわざ通知を送ってから攻撃したのだ。

しかし、アメリカは奇襲攻撃という愚行を行った日本許すまじ!と国民をあおった。そして、欧州にも日本が奇襲攻撃を行ったという知らせが届いた。しかし、時の英国首相ウィンストンチャーチルはこれに対してこのような言葉を残している。

「敵ながらあっぱれな攻撃である」

さて、どうであろうか。少しは歴史に対して批判的な思考を養えたであろうか。どんどん説明していくと、そもそも戦争がはじまったのはナチスドイツや日本のせいなのかという問題にまで繋がっていくことになる。イギリス、フランス、アメリカやそれらに連なる連邦の対応にも多くの問題がある。戦争は決してどちらか片方が悪くて起こるものではないのだ。あらゆるものの帰結としてそこに至るのだ。いずれ、こういったものについても掘り下げて書いてみようと思う。とりあえず、今回は日本人が植え付けられている歴史の嘘の一端をご紹介した。

今日はこの言葉で締めたいと思う。

「私が歴史から学んだ唯一のことは、人間は歴史から学ばないということだ」

                                     byウィンストンチャーチル

皮肉家らしいチャーチル言葉ですね。人間は戦争はダメだと思いながらも戦後数十年したらその悲惨さも忘れてしまう。皆さんはどうでしょうか。